2004年1月27日火曜日

リオ篇 1月27日(火)

楽器はすぐには鳴ってくれない。朝から練習。ロングトーン、音階練習、バッハ、パガニーニとまるで学生時代のようなメニューでゆっくり楽器と仲良くなっていく。午後のレッスンで、ホジェーリオは楽器を買えたことを喜んでくれた。彼の楽器の話なども聞き、少しずつ会話がこなれたかな?
レッスン後はTさんのご案内でヴィラ・イザベルという街へ。ここは数々の名曲を生み出したサンバ界の大作曲家ノエル・ホーザ出生の街。歩道に大きな五線譜と音符の模様が描かれていて、それが彼の曲の楽譜だったりする。素敵。この街にあるレストランでちょっとしたライブがあるそうなので出かけました。でもラ イブそのものよりお料理の美味しさに感動。お腹いっぱい食べて今度はクララ・ヌネス劇場のショーロコンサートへ移動。

コンサートは「プリンシピオス・ド・ショーロ」と銘打たれたもの。先週から始まった5回シリーズだが、毎回少しずつ趣向をかえている。今日はいくぶんリラックスした内容、そしてまた終演後にホーダ。
2回目とあって先週ほどの大人数ではないが、ギターのヤマンドゥも加わり充実したアンサンブル。彼らは「ほら、弾いて。何を弾くの?」と促してくれる。私はまだ慣れない楽器で不安に思いつつアリー・バホーゾの「ショランド」を弾き始めると、皆あまり知らないらしくルシアーナのカヴァキーニョのみでギター伴奏がつかない。すぐさまビールを飲んでいたマウリシオがかけよってきて美しいギターを奏でる。古典ショーロの復興に力を注いでいる彼だが、その曲目インデックスたるや、並ではない様子。弾き終わると曲の美しさに嘆息すると共に、さすがマウリシオ・・とヤマンドゥやルシアナも関心した瞬間でした。

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